リフォームは値切らないほうが後々お得かも

リフォームで相見積もりを取り、闇雲に値切っても、満足行く結果にならないケースのほうが多いと思います。
このページでは、値引いた結果どうなるかを解説します。

前回の記事の続きです。

前々回はこちら。

今回の住宅購入で、いくつかのプチリフォームを行った際、値引きをしなかったと書きましたが、値引きをしないなんてもったいない!と思いませんか?

いや、値引きには実はカラクリがあり、結果的に満足の行くものが得られないケースのほうが多い気がします

目次

施工業者と直にやりとりできてわかったこと

前回の記事のとおり、私はGoogleマップで実際にリフォームを施工するお店に電話をかけ、要望を伝え、見積もりを数パターンとり、無理のない金額で施工していただいました。

要望を伝えると施工業者は数パターンの見積もりを用意する

要望を伝えると施工業者は数パターンの見積もりを用意してきます。

例えば、クッションフロアの見積もりは…

  1. 有名メーカーのハイグレード(防菌・防臭のペット用の商品)
  2. 同メーカーの普及品グレード

の2つ。

窓ガラスは…

  1. 二重窓のハイグレード品
  2. 二重窓の普及品
  3. 通常の窓

の3つ。

LAN工事もイーサネット回線のグレード(CAT)等で、いくつかの見積もりをいただきました。

私は何を選択したか?

すべて、ハイグレード品で発注いたしました。
理由は、予算内に収まったことと、効果をきちんと説明していただけたからです。

どちらも値引きなしです。
(端数切り捨て程度はあったかもしれません。)

前章をもとに、値引きするとどうなるか考えてみる

私は直に施工業者と交渉しましたが、一般的にはリフォーム代理店や、新築の場合はハウスメーカーと交渉するはずです。
これを、前章をもとに、値引きがどのように処理されていくのかを考えていきます。

値引きの交渉は、施工者ではなく代理店の営業とおこなう

値引きの交渉は、施工者ではなくハウスメーカーやリフォーム代理店の営業と行います。
相当凝った注文住宅でもいないかぎり、一般的にはそこそこ大雑把な(ブラックボックスな)見積もりが来るはずです。
その会社がすべての施工を行う訳では無いどころか、全て下請けに丸投げではないか?と思いますので。

あなたは、この見積書とを見て「高いなー」と思い、あるいは「最初から値引き額を用意しているんでしょ?」と思い、値引き交渉をしてみました。

とすると、どこに値引きのしわ寄せが来るのでしょうか?

当然ながら、下請けの施工会社にもしわ寄せがやってきそうですね。

下請けの施工業者はプロなので、もともと技術もノウハウも実績もあるはず

まず、施工業者は技術もノウハウも実績もあるプロ集団だとします。
よほどのインチキ業者でもない限り、値引きなしだと、期待したとおりの仕事をしてくれると思います。

彼らに通常の価格で発注した場合、施工期間がタイトでもない限り、きちんとした仕事をしてくれるはずです。

こちらが大前提となります。

下請けの施工業者がメーカーに値引きを交渉できる?

私達が思い浮かべる一般的なイメージは「施工業者がメーカーに値引き交渉をするのでは?」かもしれません。
しかし、メーカー自体がキャンペーン中だったり、型落ち在庫処分だったりという状況はラッキーでしかないでしょうね。

ですので、このパターンにまず期待しないほうが良いと思います。

元請けがメーカーに交渉すれば話は別かもしれませんが、丸投げの場合、そこまで面倒を見てくれるのでしょうか?

下請けの施工業者は一度に大量に仕入れる訳では無い

すべて自社工場で作成するような住宅メーカーでもない限りは、そういうことはなかなかないのでは?と思います。

特に今回のような一戸建てのプチリフォームの場合は、その都度メーカーに注文するのでしょうから、小口発注ですし、大量発注による値引きは期待できないと思います。

下請けの施工業者は下位グレードの製品を使用する

今まで読んでいただいた方なら、ピンとくるでしょうが、値引きをすれば、その分グレードが下がります
結局、値引きではなくグレードを下げただけです。

施工業者は私達に対する見積書の裏側で、メーカーへの発注書を作成しますが、賢い受発注システムを利用しているのであれば、同じ入力値から、見積書と発注書をが作られると思いませんか?

例えば、防音を目的にしたはずのリフォームなのに、劣悪な値引きをした結果、当然ながらグレードが下がり、大した防音は期待できないのでは?と思います。

ペットのためにクッショフロアのリフォームをお願いしたつもりが、値引きのせいで、消臭効果が期待できない製品を知らず知らずに利用している可能性があります。

でもそれって、あなたがグレードを下げたからですよね?

「はず」とか「つもり」の部分は、あなたの心の中であって、それが相手に伝わっていますか?
値引きの結果、吹き飛んでしまう可能性は十分にあると思います。

下請けの施工業者はその時一番安いメーカーの似たグレードの商品を使う

グレードを下げたくない場合、その時一番安いメーカーの、似たグレードの商品を使う

これはあり得ると思いますし、そこまでこだわりがなければ、これでも良いと思います。

ただ、こだわりがあった場合、イメージ的にこのブランドが良かったなあ…という気持ちの問題は引きずるかもしれません。

下請けの施工業者はその時一番安いメーカーのグレードの低い商品を使う

その時一番安いメーカーの、グレードの低い商品を使う
家電の場合でしたら、ジェネリック家電や海外製でしょうか。

エアコンの場合ですと、思ったほどの節電にならなかったり、冷房効果が低かったり、異音に悩まされたり、製品寿命に大きな違いが生じたり…といった事はありそうですね。

下請けの施工業者は省略できそうな工程は省き、他の仕事をこなす

そういった代替商品が見つからなかった場合や、あったとしても、それでもこなせないような劣悪な値引きであった場合は、いよいよ工程のいくつかが省かれ、他の仕事を優先するのでは?と思います。

これが手抜き工事と言われるものですが、それって、あなたが招いたものではないでしょうか?

いやいや、私が値引いたわけではないんだけど

値引いたつもりがなくても、何らかのキャンペーン等で安くなってしまった場合、それって一体、どこにしわ寄せが来るのでしょうね?

あるいは、もともとそういったダメな(下請けいじめ的な)ハウス・リフォーム「代理店」に引っかかってしまった可能性もあります。

ちょっと気になる人は、工程をきちんと管理できる方に依頼し、逐一チェックしたほうが良いかもしれませんね。

値引きという手段ではなく、安く済ませるには?

それでは、安く済ます方法はないのでしょうか?

DIY

それは、メーカーから直接購入して、自分でやる方法でしょうか。

ホームセンターの中には「ロイヤルホームセンター」の様に、大手住宅メーカーのグループ会社だったりすることがあります。
また、プロショップ的なホームセンターもあると思います。
そういったところで資材を探し、インターネットや書籍で手順を調べて、DIYでやっていく方法もあるかなとは思います。

ただ、免許がないと出来ない工事や、危険を伴う作業は私達ではできません。
なので、限度がありますよね。

機器をこちらで調達して施工業者に設置をお願いする

好みの機器を用意して施工業者にお願いするケースは、趣味寄りの製品ならばありえますよね。

例えば、シアタールームを夢見て、好みのプロジェクターや5.1サラウンドスピーカーを通販やオークションで買ったはいいが、自分で設置できない!といったケースでしょうか。

探す手段はいろいろとあると思います。
探せばホームシアターの専門業者もありますし、簡易的なものであれば依頼サイトを通じ個人にお願いする手段もありそうですね。

ただ、そこに伴う、関連工事の資材の調達はプロにおまかせしたほうが良いかと思います。
具体的には、思い切ってシアタールーム化し、その際の防音工事や、壁に吸音材等を導入し音響を見直したい、ついでに照明を部屋の雰囲気に合わせたい…といった部分でしょうか。

代理店ではなく施工業者とやりとりをする

前述した「施工業者と直にやりとりできてわかったこと」のように、私がやったことをなぞっていく手法です。

中抜きがない分、予算内で、よりグレードの高い製品で施工していただけると思います。

グレードの高い製品の利点など、中抜き経由では聞けないような話も聞けますよ。

いやいや、そこまで必要ない無いな…と思えば、グレードを落とすことで価格を抑えることが出来ます。
きちんと妥協しつつ、業界の勉強も出来、一石二鳥ですね。

施工会社によっては沢山仕入れるから安くなるケースもありそう

前章では「大量仕入れはない」と書きましたが、例外もあると思います。
それは、普段からリノベーション住宅を提供している会社のケースです。

今回、私は内装フルリノベーション物件を購入しましたが、そういった(リノベーションして中古住宅を販売する)企業は、比較的、メーカーと太いパイプがあり、安価で大量仕入れを行っていると期待できます。

我が家ではパナソニック(ホームズ)の製品が多数使用されているのも、そのパターンでしょうね。
クリナップやTOTOの人気商品を使われていたのも、人気商品だけに大量に上手く仕入れられるルートがあるからかもしれません。

フルリノベーション会社によっては、すべてリクシル製品で固めるパターンもありそうですね。

ただ、それは運次第と言えるかもしれませんし、我が家では(予算オーバーだったのか)エクステリアに手が回っていない印象もあり、さらにやはり下請けへの発注もあったようなので、そこまで信用をおいて良いのかは疑問を感じ、個々の施工業者に依頼しました。

リフォーム見積比較サイトでの注意点

ここまでの話は、リフォーム見積比較サイトにも応用できます。

リフォーム見積比較では、私達は値引きを要求したつもりはなくても、施工業者にとっては一発勝負なので、潜在的な値引きが発生していると思って構わないと思います。

せっかくなので、応用問題を出していきます。

「リフォーム見積比較サイトを活用し、いわゆる相見積もりを取ったら、B社のほうが安かった。」というシチュエーションで、何も考えなかったら、より安い方へ依頼すると思いますが、本当にそれでいいのか?という再確認です。

A社は要望(条件)通りの見積もりだったが、見積内容からB社には機能面の要望が伝わっていない気がする。

この場合A社でしょうか。
あるいはB社に脈ありならば、再確認しもう一度見積もりをとって比較でしょうか。

このケースはどうでしょうか、

A社は下請け丸投げ、B社は自社施工。

それならばB社でしょうね。

同メーカー・同製品かつ同工程で大きな価格差があるとしたら、下請け丸投げを疑ったほうが良いでしょう。

それでは、

A社は国内一流品(高性能)だが、B社はその時一番安いメーカー(海外製含む)を使用(性能軽視)。

この場合は意見が分かれると思います。信頼性を買うならばA社、少しでも安く、さらに妥協してもいいのならばB社という選択もありだと思います。

リフォーム等をお願いする場合は、最低限この機能がないとあなたの条件にはマッチしないといった部分は勉強しましょう。
また、どんなメーカーが人気なのか?どんな機能があると便利か?将来的にこの機能があると嬉しい…なども知っておくと良いと思います。
でないと「信頼性」や「妥協」すら出来ないと思います。

「値引きして満足した」は、その結果どうなったかを知らないだけかも

あなたが「値引きして満足した」と思ったとしても、その結果どうなったかを知らないだけかもしれませんね。

ただ、知らないほうが幸せだってこともありますよね。

それでは、また。

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